こんにちは、すけぽんです。

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デジイチを買ったはいいけど、なんかイマイチな写真ばかりというあなた。

それ、露出を意識していないからかもしれませんよ。

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露出ってなに?


ISO感度、絞り、シャッタースピードの3つの組み合わせで、カメラに入ってくる明るさを決めるものです。

例えば、写真を明るくしたい場合は、絞りを開放側にする、シャッタースピードを遅くする、ISO感度を上げる、ということをします。

そして、ここで意識したいのは、3つの要素の組み合わせで写真表現が変わるということです。


写真表現はすべて露出で決まる


例えば、屋外のように明るい場所で撮影する場合を考えます。

背景をボケさせて被写体だけを浮かび上がらせるような写真を撮るには、絞りをf/1.8などの小さい値にします。

この時、絞りで写真を明るくしていますので、シャッタースピードは早く、ISO感度は小さくするといった設定になります。

逆に、シャープな写真を撮るには、f/16のように大きな値にします。

そして今度は、明るさを保つためにシャッタースピードを遅くしたり、ISO感度を上げたりする必要があります。

また、シャッタースピードを遅くして被写体の動きを表現する場合、絞りは大きく、ISO感度は小さくします。

つまり、露出の設定で写真の表現というのが決められるんです。

逆に言うと、表現に適した露出を考える必要があるんですね。


注意!カメラの露出には限界がある


ここで注意したいのは、カメラの露出には限界があるということ。

ほとんどのカメラでは、ISO感度がだいたい100〜25600、シャッタースピードは速くて1/4000、絞りはレンズによるけど単焦点でだいたいf/1.8〜、ズームレンズならf/3.5〜という具合です。

時を止めたような写真を撮るならシャッタースピードが1/8000必要だったり、暗い所ではISO感度をもっと上げたいとか、そんな場面も出てくるわけです。

そうした時に、プロ機が必要になってくるんですね。

プロの多彩な露出感覚に対応できるのが、プロ機なわけです。

ニコンで言うと、D800やD4がプロ機に該当しますね。
(※D610やDfは機能としては中級くらいです。)


プロカメラマンは確固たるコンセプトに基づいて露出を決めている


プロカメラマンは露出の引き出しが多かったり、独創的だったりするんですよね。

でも、なんと言っても、自身の撮影コンセプトにマッチした露出を決定する力があるんです。

人物と背景の境界を溶け合わせてまどろみを表現するための露出はこうだ、とか。

風景写真で細部に神が宿るが如くシャープに撮るための露出はこれだ、とか。

自分の中にある写真のイメージを、適確な露出設定によってアウトプットするわけです。

ですので、プロカメラマンは、コンセプトを発想する力とそれを写真として具現化する力の二つが凄いんですね。


露出を極めたい人にオススメしたい一冊


プロ並の露出感覚を身につけたい!というあなたにオススメな本がこちら。

ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 露出を極める (ナショナル・ジオグラフィック)
by カエレバ

ナショナルジオグラフィックで活躍する写真家が書いた本で、露出の基礎が詰まった一冊になっています。

日本のカメラマンが書いた露出に関する本も買って読みましたが、本としての魅力が全然違います。

この本は、著者が実際に仕事で使われた写真を大きく載せて、その写真に対してなぜこういった露出で撮影したか、という説明がされています。

つまり、コンセプトと露出をリンクさせた構成になっているんですね。

こういうコンセプト(イメージ)があり、だから、この露出で撮影した、といった具合です。

プロが被写体を前にして何をどう感じてシャッターを切っているか、プロの考えも知る事ができるので、非常に参考になります。

デジカメ初心者からハイアマチュアの上級者まで、誰が読んでも満足できる、そんな一冊です。


それでは、今日はこの辺で。
ありがとうございました。

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